フランスの著名なスポーツクラブ・ルヴァロワのコーチ兼マネージャーであり、フランス代表コーチ、そして数々の国際的なタイトルの持ち主であるミシェル・ブロンデルはガシアン、ルグー、カールソンなどの才能ある卓球選手をコーチしています。

今我々は彼に5つの質問をする。

„オクセンハウゼンは、卓球が好きでたまらない人が才能を伸ばしていくのに完璧なところだと僕は思っています。“

ミシェル・ブロンデル

1

オクセンハウゼンの選手たちとの練習で気に入っていることは何ですか?

僕がオクセンハウゼンでのトレーニングを気に入っている理由はいくつかある。まず、エネルギーに溢れていて、選手だけでなく、バックオフィスやスタッフの皆の情熱が感じられること。オクセンハウゼンは、卓球が好きでたまらない人が才能を伸ばしていくのに完璧なところだと僕は思っています。
チームワークこそ大事なのですが、そういう意味でオクセンハウゼンのチームはまさにいいチームです。それでもまだ改善していかなければならないことはたくさんあります。例えば構造です。ここ数年で組織に関してはすでにかなり改革をしたのですが、次のステップはそれを安定させることですね。

2

LMCの学生になりたいという選手が現れると、まずなにを見ますか? 

若い選手を前にして最初に見るのは、彼らのモチベーションだ。彼らがどんなことを考えていて、何を目標にしているか理解しようと努める。彼らがどんなものを内に秘めているのかわかるには、まず彼らをじっくり観察しますね。

もちろん、ある程度時間はかかります。ヨーロッパにはまだまだたくさん才能を秘めた選手がいる。オクセンハウゼンはコーチに十分な投資をしてくれている。残念ながらこれは少なくなってきているんです。若い選手を育てるには、チームでしっかり練習しなければならない。それをやっているのがオクセンハウゼンなのです。

3

年のオリンピックが目の前に迫っています。もうオリンピックへの準備を始めましたか? 選手はトーナメントの準備が整っていますか? オリンピックのための準備というのは、通常のトレーニングとはどう違うものなんですか?

もちろん東京オリンピックのことは頭にある。僕らのチームでは、ウーゴとシモンのための計画表を打ち立てたところだ。ミカ・シモン、ジャン=ルネ・ムニエ、それにクリスティアン・ペジノヴィッチとも綿密に話をして、選手たちが東京で好成績を出せるように準備態勢を整えようと思っている。でも、悪いけど、これ以上は話せないな。

4

ワールドツアーで自分の選手二人が試合で闘わなければならなくなったら、どうしますか?

それに対してはあまり大きく考えていない。そういうことはあるものだ、それがスポーツというものだからね。僕は陰で彼らが成長する手助けをするだけだ。オリンピックに関して言えば、まだあまり具体的には考えていない。まだ先の話だからね。

5

自分で趣味のために卓球をすることはありますか?

今世界で起こっていることに通じていようと努力している。世界の動きには興味があるからね。そして、かなり極端な考えが活発になってきていることに不安を抱いてもいるよ。健康を維持するため運動はしている。それから映画や芝居にもよく行くし、知的に自分を刺激することは好んでする方だ。